エンチャイルド奨学生ら209家庭にお米10kgを「共食」支援

 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、NPO法人エンチャイルドの活動も影響を受けています。

 国内の活動も例年のようにはいきませんが、何よりも残念なのは、毎年行われてきた支援者の皆さんがエンチャイルド奨学生たちを直接訪問して交流するスタディーツアーを実施できなくなってしまったことです。
そのような状況下で、何度か現地のスタッフとやりとりする中で「OKOME-Project」を計画しました。「OKOME-Project」は、エンチャイルド奨学生たちの置かれた厳しい経済的状況を少しでも支えたいという思いで企画しました。

 現金収入を中心に生活しているほとんどの奨学生たちの家庭は、コロナ禍の影響を受けて失業状態にあり、一日一食、時には二日に一食しか食べられない状態の人々もいます。「OKOME-Project」第1弾は、エンチャイルド奨学生とエンチャイルド関係者の家庭209家庭を対象としました。

 7月11日にプロジェクトの実施概要を公開。30万円の予算目標を掲げ、広く皆さまにご支援(寄付)のお願いを呼び掛けました。

 7月末に予算目標額を超える31万円のご支援が集まり、8月初旬にマニラ首都圏地域とミンダナオ島北東部地域に送金し、現地でのお米配付の活動(一家庭精米10kg)を開始しました。

 マニラ首都圏地域では、エンチャイルド・フィリピンのキアノ・ロメロ事務局長を中心に8月15日と16日の二日間にわたってお米の配付を行いました。

 ミンダナオ島北東部地域では、現地責任者のジョニー・ボロンガイタさん家族が8月17日から23日までの7日間をかけて配付。地域・学校ごとにエンチャイルド奨学生たちを集めて、お米の配付だけでなく、久しぶりにエンチャイルド奨学生たちとのミーティングの場を持ちました。

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