エンチャイルド奨学生(高校2年生、男子)からのお便り

 

 エンチャイルド奨学生(高校2年生、男子)からのお便りを紹介します。少し長いですが、最後までぜひお読みください。

 皆さんの支援によって頑張っているエンチャイルドの奨学生たちの思いの一端を知ることができると思います。

親愛なる支援者の皆さまへ

 最初に、国籍や血縁を超えて私たちのことを信じ、サポートし、真の家族として扱ってくださることをありがたく思います。

 困難な環境下にある子供たちの中からエンチャイルドの受益者として選ばれたこと、そしてピースアドボケイトになれたことをとても感謝しています。

 私の日々の生活は、家族、教会、学校の環境に囲まれています。読書をしたり、ギターを弾いて歌ったり、ダンスをしたり、アートを楽しんだり、聖歌隊やリーダーシップ・トレーニングなど、多くのことに取り組んでいます。

 以前の私は、どこか孤独に感じている人間でした。しかし、エンチャイルドに出会ってからは考え方が変わりました。個人的な夢を実現するだけではなく、社会に奉仕し、人々を助け、人々に愛を与え、「Give and Give」に生きることをあなたがたは教えてくれました。

 2012年、まだ小さかったあの頃、私はA婦人から、奨学生を募集していることを知りました。その知らせを聞いた私は、苦労する両親を助け、日本の研修ツアーに行ってみたいと思い、A婦人の家を訪ねて、奨学生になりたいと申し出ました。

 思い起こせば、あの時、A婦人に会いに行き、そんなことを申し出た自分が信じられませんが、今、そんな私が高校の生徒会で副会長となり、ブトゥアン市全体のPOPDEV(Population and Development Integration)の副会長になりました。

 今年の4月、私はブトゥアン市から優秀学生・リーダーの一人として表彰され、メダルが授与されました。
 
 私は、「これは全てエンチャイルドのおかげだ」と思いました。なぜなら、あなたがたがいなければ、今日の私はなかったからです。

 あなたがたは私に、世界の平和のために立つこと、兄弟姉妹という考え方、共に愛し、助け合うということ、さらには「Give and Give」に生きることを教えてくれました。

 エンチャイルドはこれまでの私の人生にとって最大の祝福であり、エンチャイルドによって、私の大きなお姉さんであるBさん(交流をしている日本の支援者)にも会えました。

 この団体が国境を超え、さらに発展することを願っています。そして、エンチャイルドにさらなる力が与えられ、神の祝福が降り注がれることを願っています。

2019年5月19日
K.V.より

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