第1回 エンチャイルド・ワークショップ開催

 

 2月1日、都内の会場でエンチャイルド・ワークショップ(体験型講座)を実施しました。

 プレゼンテーションと共育支援の実践で構成されたエンチャイルド・ワークショップ。今回は、都内の中学生6人が参加して行われました(中学生たちは学校の社会科〈公民〉における「社会貢献学習」の一環として参加)。

 参加者の自己紹介、続いてエンチャイルドの紹介映像を全体で視聴した後、事前に中学生たちから提出されていた7項目の質問に答えるかたちで外舘孝則理事長がプレゼンテーションを行いました。
プレゼンの後は実践の時間となり、日本の中学生一人一人がフィリピン・ミンダナオ島の子どもたち宛てのメッセージカードを作成しました。

 今回のメッセージカードを受け取るのは、ワークショップに参加した日本の中学生たちと同学年のエンチャイルド奨学生たち。プレゼンを通して、現地の状況やエンチャイルド奨学生たちの様子をある程度理解した上でのメッセージカード作りは、中学生たちにとって初体験ながらも大変充実した時間となったようです。

 自己紹介やフィリピンの子どもたちへの励ましのメッセージをタガログ語や英語で書いたり、イラストやスタンプでメッセージカードをカラフルにデコレーションしたりしながら、6人の中学生たちはそれぞれ集中した時間を過ごしていました。

 メッセージカードは約1時間15分ほどの時間をかけて完成。日本の中学生たちのエンチャイルド奨学生たちへの思いが形になって「国境」を超えた瞬間でした。

 メッセージカードは2月中旬に文具とともにフィリピンの奨学生たちに届きました。

 2月22日、学校の授業の中で「社会貢献学習」発表会が行われ、6人の中学生たちは学習した内容を一つのチームとして発表しました。

 エンチャイルド事務局から2人のスタッフが授業を参観しましたが、大変素晴らしい発表でした。

 メッセージカードを受け取ったミンダナオ島のエンチャイルド奨学生たちの日本の中学生たちへのお礼のメッセージ動画も発表会に間に合って届き、プレゼンの中でその動画が紹介されると、教室には大きな拍手が湧き起こりました。

 2019度入学の高校1年生から「探究」という科目を学習することになったそうです。

 上述の中学生たち以外にも、昨年から今年にかけて二つの高校の生徒たちがエンチャイルドを「探究」学習の対象として取り上げて課題に取り組んでいます。

 エンチャイルドは、日本の若者たちの社会教育の分野でも貢献してまいります。


▲受け取ったメッセージカードを手に写真に納まるエンチャイルド奨学生たち

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